東京ウェディング・ホテル専門学校の先輩たちは、どのように夢に出逢い、何に悩み、進学を決めたのか……ウェディング業界を目指したきっかけと学校の決め手を聞きました!
中学生のときに出会ったプランナーさんに憧れて
宮城 葉月 さん
中学生のとき、親戚の結婚式に出席したことがきっかけで、ブライダル業界に興味を持ちました。
人生で初めての結婚式に、ドキドキワクワク。ドレスを着た親戚のお姉さんはとても綺麗で、結婚式って素敵だなぁと思いました。パーティの最後に、新郎新婦が結婚式を一緒に作ってくれたプランナーさんを紹介して、感謝を伝えるシーンがありました。お姉さんが涙ぐんで「ありがとう」って。そこで、私は初めてプランナーという職業を知ったのですが、私もこんなふうに、新郎新婦の幸せな場を一緒につくって、「ありがとう」と言ってもらえる仕事に就きたいなと思いました。
それから高校に入って、進路を決める時期。正直、私は勉強があまり好きではなかったし、なりたい仕事が決まっているなら少しでも早く働きたいと考えていました。両親も私の意見を尊重してくれたので、高校2年生の夏に、家から通える距離にあるブライダルの専門学校を見学に行きました。3校ほどオープンキャンパスに行ったのですが、学校ごとに雰囲気が全然違っていて驚きました。話を聞くと、その学校がそれぞれ力を入れていることが違うことも分かりました。私は座学よりも、実際に体を動かしながら学ぶことが自分に合っていると思ったので、現場実習が多い東京ウェディング・ホテル専門学校に進学することを決めました。
高校3年生の8月にAO入試の願書を出して、面接試験を受けました。そのあと、特待生試験にもチャレンジ! まわりの友達はまだ大学受験に向けて勉強していたけど、私は自分の選んだ進路に迷いはなかったです。高校の残りの時間は、接客のアルバイトを頑張ったり、ブライダルについて自分で学んだり、好きなことに専念することができました。中学生のときに憧れたプランナーさんみたいになれるように、これから努力していきたいです。
夢を叶える、一番の近道に思えたから
玉井 奈菜美 さん
私が通っていた高校では、8割くらいの生徒が大学に進学します。私もなんとなく、大学に行くんだろうなと考えていました。でも、自分は将来、何をやりたいんだろう…って考えたときに、あまり明確な夢もなくて、進路は定まっていませんでした。
そんなときに、テレビでウェディングプランナーを特集する番組を見たんです。結婚式というすごく大事な場面で、新郎新婦を陰で支えている人がいるんだなって。私はもともと自分が表に出るよりも、誰かをサポートして、人に喜んでもらえるような仕事をしたいと思っていたので、そのときからウェディングプランナーに憧れを持つようになりました。
高校2年生の秋に、先生と親と進路について話す三者面談がありました。そこで、思い切って自分の夢を伝えました。すると、先生が「ブライダル業界に進むなら、この先の進路は、大学、短大、専門学校という3つの選択肢がある。それぞれ良いところがあるから、見学に行って考えてみたら」と進めてくれたんです。大学だけじゃなくて、専門学校からプランナーになる道もあるんだな、と思いました。
そこで、母親と一緒に、大学と短大、専門学校の見学に行きました。母は大学に行ってほしいと言ったけど、私は専門学校のオープンキャンパスで、実際にプランナーとして働く講師の先生の話を聞いたり、そこで学んでいる先輩を見たら、早くブライダル分野に集中して学びたい!という思いが高まっていったんです。専門学校に行くことが、憧れのプランナーになるための一番の近道だと感じました。大学に行けば、一般教養など幅広く学べるかもしれないけど、そこで4年間、自分が勉強を頑張れるイメージが湧かなくて……。同じように学費を払うのであれば、いま意欲のある分野に集中して頑張った方がいいんじゃないかなと思いました。私が自分のやりたいことを強く主張するのは初めてだったので、母も理解してくれて、今は私の夢を応援してくれています。
就職に有利な東京で経験を積みたい
渡邉 里咲 さん
私は茨城県で生まれ育ちました。
小さい頃からかわいい服が好きで、将来はファッション関係の仕事に就きたいと考えていました。スタイリストになるにはどうすればいいかと調べていたときに、花嫁のドレスを選ぶ「ドレススタイリスト」という仕事があることを知りました。大好きなドレスに毎日触れられるし、花嫁が人生で一番幸せな日に身に着ける衣装を一緒に選ぶことができるなんて、すごく素敵な仕事だと思いました。
高校の先生に相談したところ、「ドレスショップからの求人は、大学や短大よりも、専門学校のほうが多い」と言われました。地元にはあまり専門学校がなかったので、東京の専門学校を見学してみることにしました。高校2年生のときに友達と一緒に東京ウェディング・ホテル専門学校のオープンキャンパスに行ったのですが、先生もとても親切で、在校生の先輩たちも優しくて、学校の雰囲気を一気に好きになりました。現場実習が多いことも魅力に感じて、この学校に通いたい!と思いました。
ただ、父親は私が東京で一人暮らしをすることは大反対。私自身は、一人暮らしに少し憧れもあったけど、どうしても東京の専門学校に行きたかったので、寮に入ることを条件に父親を説得しました。寮には寮長さんがいて、セキュリティも万全です。父親も一緒に見学に行って、ようやく進学を許してもらえました。
入学してブライダル分野について学ぶうちに、ドレスショップは東京に本社を持ち、全国展開している会社が多いことを知りました。就職するには圧倒的に東京の専門学校の方が有利です。でも、私は生まれ育った茨城も好きなんです。先のことは分かりませんが、これから頑張って東京で経験を積んで、いずれ地元に戻って働くのもいいかなと思っています。