Column by Tokyo Wedding Hotel College

2019/11/5

ホテルマンの挨拶

みなさま、初めまして
東京ウェディング・ホテル専門学校で講師をしております『唐橋(からはし)』と申します。
このたび、ホテルに関するコラムを寄稿することになりました。
少しでもホテル業界に関わりたい、知りたい、働きたいという気持ちがありましたら、のぞいて頂きたいなと思っています。

私は東京で生まれ、千葉育ちです。
幼い頃、16階が回転するホテルレストランを下から眺めていたことがあります。
そう『四谷』という場所に住んでいました。

巨大な円形状のレストランは約1時間に1回転し、座ったまま都内の景色をぐるりと眺めることができます。
このホテルは前回の東京オリンピックが開業する年、1964年9月1日に開業しました。レストランの回転方式は第二次世界大戦中の日本軍が建造した戦艦大和の砲台を応用して制作されたそうです。

それから、時が32年経ちます。
1996年4月、私はこのホテル『ホテルニューオータニ』で働くことになります。ピッカピカの新人一年生ホテルマンです。
奇しくも小さい時に見ていた風景の中で働くことになるとは思いも寄りませんでした。

ホテルマンの基本とは、『挨拶』『身だしなみ』『笑顔』
この3つを入社して最初の1カ月で叩きこまれます。先輩ホテルマンからの厳しくも温かいご指導は、今の私のベース(骨幹)になっていると自負しています。

まずは基本中の基本『挨拶』ですが、教わるのは「スタッフ同士で出来ないことはお客様には絶対に出来ない」ということ。つまり、サービスでも挨拶でも上司や先輩にはもちろん、後輩にも出来ないことは決して「お客様」に出来ないということを教わります。

挨拶はいつでも『おはようございます』
ちょっと違和感があるかも知れませんが、ホテルは3交代制で朝、昼、夜にシフトで勤務する24時間体制です。例えば夕方の5時から勤務の場合でも、その方にとっては仕事を始めるスタート時になりますので、『おはようございます』とまわりに挨拶をします。

いついかなる時でも挨拶は『おはようございます』なんて、芸能界での挨拶とも一緒ですよね。最初の頃は慣れなくて、ついお子様連れのお客様にも「おはようございます」と言ってしまって、お子様に「今はお昼だよ、こんにちはだよ」って訂正されたものです(笑)

そんな新入社員当時のことを思い出しながら、このコラムを書きつづっています。
コラムの中で少しずつ私の経験なども話し、ホテル業界の魅力、やりがい、お得な情報、東京ウェディング・ホテル専門学校での授業取り組みをお伝え出来ればと考えています。

それでは、今後とも宜しくお願い申し上げます。

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