この記事のまとめ
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・結婚式は今後もなくならない! 多種多様なスタイルが増えていく
・結婚式は今後もなくならない!
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・様々なニーズに応えるために、チームでの連携ができる人が求められる
・チームでの連携ができる人が求められる
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・企業がお客様の生の声を学校に届けることが非常に大事! 学校との連携を強めていきたい
・企業がお客様の生の声を学校に届けることが非常に大事!
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・就職をゴールにせず、その先の目標をしっかり作ってほしい
・就職をゴールにせず、その先の目標をしっかり作ってほしい
今後のウェディング業界の
展開について
菅野 ウェディング業界は、新型コロナの影響を大きく受けました。今後の業界の展開について、どのようにお考えですか。
塚田代表 2020年、21年と、私どものグループも多大な影響を受けました。このような状況の中で、去年の4月、5月には、私たちも非常に危機感や焦燥感を覚えていたのは事実です。今後、「結婚式はしなくていいよね」という未来が訪れてしまうのか、というのは起こり得る未来の一つとして考えていました。しかし、多くの方が挙式・披露宴の中止ではなく延期というご判断をされ、状況が少しずつ良くなっていくにつれて、何かしらの形で結婚式をされたい、という声をたくさん聞くようになりました。改めて、「今後も結婚式はなくならない」と、私たちは確信を持っているところです。
菅野 今後も結婚式は行われていく。その中で、大事になってくるのはどんなことでしょうか。
塚田代表 コロナ禍になり、「衣裳を着てステキな場所で写真だけ残したい」「親しい方だけを呼んで小さく結婚式をしたい」など、多種多様なウェディングのスタイルが増えたと感じています。結婚式そのものはなくならないと申し上げましたが、結婚式の在り方には確実に変化が起きています。
その中で、今後はメイクやお料理、衣裳、お写真など、結婚式を構成する一つひとつのコンテンツが大事になってきます。
従来とは違い、少人数制でのウェディングを選択する方も増えている
コロナの影響で、小規模な披露宴しか実施できない中でも、こういう状況だからこそ、ゲストにいかにステキな時間を過ごしていただくか、いかに感謝の気持ちを伝えるかを真剣に考えるお客様から様々なアイデアをいただいています。そのご要望に応えて最高の当日を作り上げるために、お客様のアイディアをしっかりと伺うヒアリング力、そしてそれを実現するにふさわしいコンテンツの選択と採用、そしてチーム内の情報共有と連携が今後ますます大事になってきます。
菅野 コンテンツに関わる「人」が大事になってくるということですね。ウェディング業界で今後求められる人材についてはどうお考えでしょうか。
塚田代表 今はマニュアルの通りの一辺倒な対応で、すべてのお客様にご満足いただける時代ではありません。多種多様なお客様のニーズに応えるために、ますますチーム内の連携やコミュニケーションが必要になります。一つの結婚式を作るのには思った以上に多くの人が関わっています。関わる人々が仕事全体を俯瞰して見ることができ、自分の仕事がどの位置にあるのかを理解し、関わる人がどうすれば働きやすくなるかを想像しながら働き、そして何より皆がコミュニケーションを取りながら協働することが求められます。