Column by Tokyo Wedding Hotel College

2020/1/6

ホテルで働きたい留学生のための学校選び ホテルの1日(午後の部)

PM15:00 大型観光バスが次々とロビー玄関に到着します。お昼は銀座でランチをして買い物が定番のコースでしょうか。アジア系の団体客がチェックインと共に大きなスーツケースがホテル内に運ばれていきます。

早い時間帯にチェックインする彼らの目的は1つ。

宿泊ルームに荷物を預けて身軽になること。これから始まる日本へ滞在とホテルへの期待が高まる瞬間でもあります。

 

ホテルに宿泊されるお客様はホテリエにとって、特に重要なお客様です。

それは、ホテル内に滞在される『時間』が他の施設を利用するお客様よりも長いということからです。

チェックイン時間によってお客様がどのような目的で滞在されるのかもベテランスタッフになると分かるようになるといいます。記念日に宿泊される方(アニバーサリープラン)女子会やビジネス利用(レディースプランやビジネスプラン)といった様々なご予定に応じて、宿泊も多種多様に用意されているので、自身のご都合に合わせて利用することが出来ます。

 

PM18:00 煌びやかなシャンデリアが会場の中心にあり、来場されるお客様を照らしています。結婚式会場にも使用される宴会場では、天井が10m以上あることも。ドレスアップした女性にスーツを着込んだ男性が見受けられます。

今日は立食パーティー(バイキング形式 自身で食事を取ります。スタンディングで食事をすることで、さまざま方と交流が出来るスタイルのことです)好きなワインやお洒落なカクテルで一段と会話を弾ませています。

 

日本最大の収容客数を誇るホテル宴会場はグランドプリンスホテル高輪の国際館パミールではないでしょうか。立食パーティーでは最大2,600名を収容することが出来ます。

大人数のパーティーや会議、展示会、発表会など、どちらかと言えば個人利用ではなく、企業や会社などで利用する事が多くなります。

 

PM21:00 夜が深くになるにつれて、身体が癒しを求めてきます。そんな時は重厚な扉の先にある、大人の社交場とも称されるバーで最高の一杯が飲みたくなるものです。

 

ひと昔前は、「BARでビールを注文するなんて無粋だ」と言われていた時代がありました。今では好きなドリンクをご自身が飲みたいように飲むスタイルに変わってきております。最近の流行りは『モクテル』と言われるノンアルコールカクテルの総称で、お酒を飲めない方でもその場の雰囲気を楽しめるようなメニューが提供されています。

※『モクテル』とは「MOCK」(モック)似せた、真似たという意味と「COCKTAIL」(カクテル)を組み合わせた造語です。

 

PM23:55 時間は深夜になり、小腹が減る時間帯。レストランもバーもラストオーダーとなり、食事が出来ない。そんな時は宿泊のお部屋からルームサービスを注文するのはいかがでしょうか。簡単に素早く食事ができる、パスタにピザ、お蕎麦、うどんがお勧め。深夜帯ならお茶漬けやおにぎり、雑炊の軽食も用意があります。

 

世界各国、早朝便から深夜便のエアラインで到着して宿泊するのがホテルという場所。いつご到着でも食事がとれる体制を整えておくのが一流と言われるホテルです。また時差の関係で夜中にお腹が空くことを想定した外国人ゲストの要望にもお応えできるように、多くのシティホテルでは24時間オーダーを受けることが出来る『ルームサービス』を備えています。本格的なオードブルやステーキ、デザート、チーズなどレストランの味を宿泊ルームで楽しむことが可能です。

 

さて、いかがでしたか

2回にわたり、ホテルを午前中から深夜帯までの代表的な一日を再現致しました。

ホテルとは人が人を『おもてなし』をする場所で、いくら時代が進んでもAIやロボットでは単調な作業しか出来ないと感じています。

 

・ロビースタッフは常にお客様が快適でいられるように、室温、湿度にこだわるといいます。

・宴会係は大人数のお客様を相手に、平等なサービスを心がけながら迅速な対応が求められます。

・バーテンダーは自分の腕に磨きをかける為に、仕事以外でもカクテル作りの練習に励みバーの大会にチャレンジします。

・ルームサービスでは部屋に運ぶまで料理が冷めないように、持てないくらい高温にしたお皿の準備をします。

 

ホテルの仕事とはプロフェショナルを追求する仕事だと考えます。いつか憧れの舞台に立つ為に細やかな『心づかい』と『しなやかな動き』こちらを2年間の授業でお伝えできるように取り入れています。興味がある方は是非オープンキャンパスにお越し下さい。

ホテル日航成田の宿泊部門で活躍する本校の卒業生

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