Column by Tokyo Wedding Hotel College

2020/5/31

結婚式キャプテンの仕事内容とウェディングプランナーの一日

ウェディングプランナーは結婚を決めたお二人の理想を形にする、叶えたいことをお伺いし、提案するお仕事です。

 

ドレスやお花、料理内容とたくさんの決め事を一つの進行表にまとめていきます。

 

お打合せをした内容が各部署に発注され、披露宴会場に集結します。

 

披露宴当日、会場に集まった内容に違いがないか、運営、設営の責任者として引き継がれるが『キャプテン』というお仕事です。

 

結婚式とは大きく分けて、二つのことが行われます。

 

・挙式 教会や神前で永遠の愛を誓う儀式

・披露宴 食事をしながら、お二人が招待した親しい方々へ感謝し披露する場所

 

キャプテンは主に披露宴=ウェディングのパーティー会場を担当します。

 

~披露宴当日、朝10時~

 

受付に飾るウェルカムボードとご両親にお渡しする記念品を抱えて、本日担当する結婚披露宴の会場内に入ります。

 

顔馴染みのサービススタッフに挨拶をして、移動しながら天井を見渡します。

最初にするのはライトの確認。

ひとつでも玉切れがあれば、電球交換の依頼をします。

 

記念品を所定の位置に置いたら、受付に飾るウェルカムボードとふたりの写真をセット。

ご両家の名が記入された用紙を案内板に設置。

 

これで、受付準備が完了です。

 

会場内に戻るとテーブルクロスが掛けられ、一段と華やかな雰囲気になります。

指定されたテーブルクロスの『色』を確認します。

 

間違えるはずがない…  そう思った瞬間、気持ちが油断を誘います。

油断がミスに繋がらないように指示書を細かくチェックします。

 

名前が記入されたお客様の席札。

前日確認をした上で、再び確認。名前のお間違えは最大の失礼にあたります。

 

~披露宴開始1時間前 司会者との打ち合わせ~

 

時刻は11時00分

司会者と音響係、サービス担当の責任者と最終打合せをします。

 

この段階で一番の最新情報を保有しているのが、キャプテンです。

司会者が新郎新婦とお打合せをしてきた内容と相違がないか、確認します。

 

~披露宴開始30分前 新郎新婦にご挨拶~

 

時刻は11時30分

挙式を済ませたお二人は、ご友人やご親族の方々と記念撮影をしています。

 

撮影の合間に、会場の責任者として担当することをお二人にお伝えします。

ここで初めてお二人「新郎新婦にご挨拶」をします。

 

~披露宴開始15分前 最終確認~

 

時刻は11時45分

いよいよ、来賓のお客様が披露宴会場にお入りになる5分前です。

 

私はここで必ず、することがあります。

 

お客様と新郎新婦が入場してくる扉口の前に立つことです。

扉の前からメインテーブル(高砂席)、配置してあるテーブルを見ます。

司会者、音響スタッフ、照明、お花を見ます…

 

いつもと違和感がないか、最終チェックをします。

 

この扉の前に立つ意味。

この景色は装飾された披露宴会場、お二人が思い描いたご結婚の形。

 

入場して、最初にお二人が目にする風景を自分の目で確認することで、今日の成功を祈ります。

 

そして、6か月から1年。

お二人と打ち合わせを重ねてきたプランナーから、2時間30分の披露宴を任される重みを心で感じとる瞬間です。

 

~披露宴開始10分前 開場~

 

披露宴会場の接客を担当するスタッフに『本日も一日、宜しくお願いします』と声を掛けて、入口の扉をオープンさせます。

 

ここからが披露宴のスタートです…

 

 

さて、キャプテンの仕事いかがでしたでしょうか。

このあとはお二人が入場し、お食事と飲物が出される宴の時間です。

二人が楽しく過ごせるようにご案内して、一番美しく撮影される場所に誘導します。

 

プランナーに比べて、二人と接する時間、その日限りの関係かも知れません。

 

それでも、プランナーから引き継いだ、大切なおふたりに素敵な時を過ごして頂く最前線のコンダクターとして、私はこの仕事が大好きです。

 

ブライダルのお仕事は、さまざまあります。

プランナー、ドレススタイリスト、フローリスト、音響、カメラマン、映像関連、そしてキャプテン。

すべての仕事を学べ、その仕事を目指せる東京ウェディング・ホテル専門学校で皆様をお待ちしております。

 

披露宴会場やパーティにも新郎新婦のこだわりがたくさんつまっています    一つ一つの大切な瞬間をお手伝いするのがキャプテンのお仕事です

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