Column by Tokyo Wedding Hotel College

2021/2/18

ウェディング・ホテル業界のSDGsとは~サステナブルな社会の取り組み

『世界には2030年までに達成する目標があります』

最近よく目にするサステナブル(Sustainable)とは、どのような意味を持つ言葉なのでしょうか。

サステナブル(Sustainable)は、sustain(持続する)とable(〜できる)からなる言葉。

「持続可能な」「ずっと続けていける」という意味があります。

現在、世界の人たちが共通の目標として取り組みを始めているのが「サステナブル(Sustainable)」な社会の実現です。

「誰も置き去りにしない世界を目指して」国連が定めた(SDGs)17のうち、主な取り組みを紹介します。

・貧困をなくそう・すべての人に健康と福祉を・ジェンダー平等を実現しよう・安全な水とトイレを世界中に・気候変動に具体的な対策を

SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。

(丸い形をしているレインボーバッジを付けている方は推進し行動を誓う方です。)

『サステナブルウェディング』とは

主に自然にある資源を利用し、環境に負荷をかけないよう取り入れるウェディングを指します。

化学肥料や農薬を使わない、地球にやさしいオーガニックコットンを使ったウェディングドレスやアクセサリー。

ドライフラワーを使った「廃棄物ゼロ」の装飾、何度も使いまわせるレンタル装飾セットなど。

ダイヤモンドは紛争や児童労働、環境破壊などの社会問題を抱えています。人工的に再現した「ラボグロウンダイヤモンド」の提案。

除草剤や化学農薬を使用していない引出物・引菓子、農薬・化学肥料を半減させて栽培したギフト。地球環境だけでなく受け取る人の健康にも優しい商品を取り入れています。

『星野リゾート』の取り組み

シャンプー、コンディショナー、ボディーソープを個別包装を撤廃し、ポンプボトル式での詰め替え運用への変更。

年間100万本以上も廃棄されている使用済み歯ブラシを回収し、再資源化。

ペットボトル入りミネラルウォーターの提供をやめ、ロビーにウォーターサーバーを設置

『ホテル椿山荘東京(藤田観光グループ)』の取り組み

プラスチック製ストローの廃止。

連泊の場合、客室のエコ清掃(タオル交換・アメニティ補充・ゴミ捨てのみの簡易清掃)清掃やクリーニングに掛かるエネルギー使用量を抑えることで、お客さまとともにCO2の削減。

「ホテル椿山荘東京」の庭園に湧き出る地下水を生かした、蛍の飛翔をお楽しみ、子供向けの勉強会を開催し、環境保全の大切さをお伝えする。

具体的な施策だけではなく、行動で示す業界もあります。

航空業界ではSDGsの取り組みとして、ジェンダー(生物学的な性別に関係なく平等な社会)を意識したアナウンスに変更をおこなった企業もあります。

日本の旅客機の英語アナウンスでおなじみのフレーズといえば、「レディース・アンド・ジェントルメン」

日本航空(JAL)は2020年10月1日より、機内や空港での英語アナウンスを「アテンション・オール・パッセンジャーズ」(乗客の皆様にお知らせいたします)と性別で区別せずに「皆様」とする表現に変更しました。

世界的なSDGsの推進により、だれもが住みやすく、優しい社会の実現が叫ばれています。

電気自動車の開発、太陽光発電システムによるCO2排出削減など、機械的な変革はもとより、ウェディング・ホテル業界でも非日常の中で、お客様と従業員が協力した取り組みが今後も必要です。

リーガロイヤルホテル東京で活躍する卒業生

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