Column by Tokyo Wedding Hotel College

2024/6/21

ウェディングプランナーの仕事

結婚式を創り上げていく上で重要な役割を担うウェディングプランナー。ウェディングプランナーの仕事は、お客様の最高の結婚式、理想の結婚式を叶える為、多岐にわたります。

結婚式の提案とプランニング

これから結婚式をお考えの新郎新婦様に対して、「どのような結婚式がしたいか」「どのようなゲストを招待するか」、おふたりの背景や好みなどを伺いながら、どんな結婚式にするか考えていきます。

プランナーの呼び名

プランナーの呼び名は「ウェディングプランナー」、「ブライダルコーディネーター」、「ブライダルプランナー」、「ウェディングプロデューサー」等、職場によって異なりますが、基本的に同じ職業です。役割によって呼び名が変わる会社・式場もあり、ゲストハウス、ホテル、専門式場、レストラン、リゾートウェディングによってもウェディングプランナーの役割や仕事内容が異なってくることもあります。

ウェディングプランナーの主な仕事内容

ウェディングプランナーの主な仕事内容として、下記の3つが挙げられます。

  • 初めて結婚式会場へ見学にお越しになるお客様のご案内
  • 結婚式の会場・日程が決定しているお客様に対して、結婚式当日までの打ち合わせ(提案・手配等)
  • 結婚式当日の運営・サポート

ウェディングプランナーの仕事内容は、上記3つの内容をすべて一貫して行う会社・式場もあれば、それぞれ担当制で行う会社・式場もあります。

新規接客の仕事

初めて見学に訪れるお客様の対応

今回のコラムでは、初めて結婚式会場へ見学にお越しになるお客様のご案内する「新規接客」の仕事について詳しくお伝えしていきます。

結婚式場へ見学にお越しになったカップルに対して、式場の施設案内をし、ここで結婚式を行いたいと決定(契約)していただけるように結婚式の提案をしていくのが新規接客の仕事です。

事前準備と連絡

お客様に結婚式場の見学にお越しいただく為に、ブライダルフェアや見学会を開催している結婚式場がほとんどです。これから結婚式を考えているカップルは、ゼクシィ(雑誌)やインターネットなどで結婚式場を探し、見学の予約をします。見学予約されたお客様に対し、事前にメールや電話で見学日時の確認や結婚式の希望時期、招待する人数等をあらかじめ伺うことも新規接客の仕事の一つです。

当日の案内

ブライダルフェア(見学日)当日に式場にお越しいただいて、まずアンケートの記入をお願いすることが多く、そのアンケートにはお客様の結婚式の希望を聞き出す質問があります。例えば、「料理にこだわりおもてなししたい」「ゲストに楽しんでもらいたい」「演出にこだわりたい」など、結婚式を行う上で重視したいポイントについて選択式で選んでいただくことも。

ヒアリングと提案

新規接客のウェディングプランナーは記入していただいたアンケートを元に詳しく話を伺っていきます。そして、お客様のご希望やイメージに合うように提案や説明をしながら、チャペルや神殿などの挙式会場や披露宴会場など、結婚式場の館内をご案内していきます。

契約までの流れ

新規接客は2~3時間くらいで行うことが多く、その時間の中でアンケートを元にヒアリングをしてお客様のご要望を聞き出し、挙式会場や披露宴会場を含む施設見学のご案内、日程の空き状況を調べ、概算のお見積りを作成し、結婚式をする契約をしていただくかどうかの判断までの流れを担当します。お客様に「ここで結婚式をやりたい!」と思っていただけるよう、短い時間の中でお客様の結婚式のイメージを膨らませられるよう提案し、不安や疑問を伺いながら、自社の結婚式場の魅力を伝えていく必要があります。

営業力と顧客対応

新規接客は、お客様に結婚式の契約(成約)をしていただくように接客をしていくので、営業力が求められますが、営業されることが嫌なお客様もいます。その為、お客様の話をよく聞き、求めていることや不安に思っていることを聞き出し、寄り添いながら「おふたりの結婚式を是非一緒に創っていきたいです!」という気持ちを伝え、感じていただけることが大事です。

お客様との信頼関係

「〇〇さんが良かったから」、「〇〇さんにウェディングプランナーをして欲しいから」など、新規接客を担当した人の人柄がよく、決めてくださることもあります。最初に接客するウェディングプランナーの対応次第でお客様の気持ちも変わってくるので、新規接客の仕事はとても重要です。自分が新規接客対応した結果、ここで結婚式をしたいと決めていただけることはやりがいになりますし、嬉しいですよね!「あなたに任せたい」と思っていただけるようなウェディングプランナーを目指していきましょう!

ウェディングプランナー打ち合わせの進め方

打ち合わせの流れ

結婚式の日時や会場が決定したお客様に対し、結婚式当日までの打ち合わせを行うウェディングプランナーの仕事について詳しくお伝えしていきます!新規接客と打ち合わせを2人のウェディングプランナーがそれぞれ担当する会社・式場もあれば、新規接客から打ち合わせをすべて1人のウェディングプランナーが担当する会社・式場もあります。

一貫した担当の場合

新規接客から打ち合わせをすべて一人のウェディングプランナーが担当する場合は、打ち合わせ開始時もお客様のことや結婚式に対しての希望も把握しているので、よりスムーズに打ち合わせを進めることができます!

分担制の場合

新規接客と打ち合わせをそれぞれのウェディングプランナーが担当する場合は、お客様の情報を新規接客担当のプランナーから引き継ぎ、改めてヒアリングをしながらお客様のご要望を伺い、お客様のことを知っていく時間が必要となります。

カウンセリングと提案力

新規接客の時間だけでは聞き出せなかったことも多いので、結婚式の最初の打ち合わせ時にはカウンセリングをしっかりして、新郎新婦様の好きなことやもの、今までの人生、関わってきた周りの方のことなど、お客様のことを深く知っていく時間をつくります。最初は結婚式全体のイメージがなかなかしづらく、特にやりたいことの希望がないお客様もいらっしゃるので、その時はお客様の心に秘めている思いや希望を引き出すことも重要なため、カウンセリング力が必要になります。ウェディングプランナーによっては、イメージを引き出した後にしっかりとウェディングテーマを決めて進めることもあります。お客様の要望やこだわりを実現するため、ウェディングのプロとして最善の提案、アドバイスやサポートをしていきます。具体的にお客様の希望をカタチにするための提案力・企画力は、経験と共にどんどん膨らんでいくことでしょう。

ウェディングプランナー打ち合わせの回数と内容

ウェディングプランナーがお客様と打ち合わせする回数は、式場によって異なりますが平均4回くらいです。大まかな打ち合わせ内容としては、招待状の作成、結婚式の進行内容決め、料理やドリンク、ケーキなどの飲食関係、結婚式に必要な衣装・映像・引出物などのアイテム決め、席次表の確認、最終確認の打ち合わせなどがあります。結婚式の打ち合わせで決めることはとてもたくさんあり、結婚式に関わる人やアイテムは数多いです。

結婚式に関わるスタッフとアイテム

スタッフの役割

結婚式に関わる人は、サービススタッフ、ドレススタイリスト(ドレスコーディネーター)、シェフやパティシエ、フォトグラファー(スチールカメラマン)、映像カメラマン、フローリスト(フラワーコーディネーター)、司会者、ヘアメイク、音響担当などが挙げられますが、まだまだ関わるスタッフはたくさんいます。結婚式を一緒に創り上げていく各専門のスタッフに、お客様自身の情報やご希望、大切にしていることなどを伝えるのもウェディングプランナーの大事な仕事です。良いチームワーク、多くの方々の協力があってこそ、最高の結婚式を創り上げることができるので、周りのスタッフとのコミュニケーションや信頼関係を築くこともとても大切になってきます。

アイテムの決定と発注

結婚式に必要なアイテムは例えば、招待状や席次表、席札等のペーパーアイテム、引出物、演出アイテム(キャンドルやバルーンを使用したもの等)、テーブルクロスやナフキンのようなコーディネートアイテムなどがあります。打ち合わせで決めたアイテムをウェディングプランナーが発注をしていきます。結婚式が無事に結ぶためには、当日までの準備が結婚式当日に大きく関わってくるので、発注や手配、伝達等はミスがないよう確認がとても重要。細かい裏方の作業もウェディングプランナーの仕事の大きな部分を占めます。

ウェルカムアイテムの準備

また、発注することもあるけど新郎新婦さまが主に準備されるアイテムがウェルカムアイテム。ウェルカムアイテムは、招待されたゲストの方々をお迎えするグッズなので、ゲストの方々との思い出の写真やウェルカムボードなどを飾ります。このウェルカムアイテムのご提案もできると、より新郎新婦様の今までの人生やウェディングテーマが統一されますね!

お客様との信頼関係

ウェディングプランナーはお客様の話をじっくりしっかり聞き、時にはカウンセラーのように、結婚式後の生活がより幸せに豊かになるようアドバイスや導きをしていきます。そして、お客様のご要望を引き出しながら、おふたりらしい結婚式の提案をしてきます。この人なら何でも相談できる!と思ってもらえるような信頼関係を築くことが最高の結婚式をつくる重要なカギになります。大切な家族や友人、恋人に対するようにじっくり話を聞き、「喜んでもらいたい!」、「何か自分ができることをやりたい!」と思うような気持ちでお客様に接して欲しいです。

ウェディングプランナーのやりがい

ウェディングプランナーの仕事(ブライダルプランナーの仕事)は結婚式という人生で大切な一日、笑顔や感動、感謝が溢れる幸せな瞬間に立ち会うことができ、とてもやりがいのある幸せな仕事です。結婚式後、結婚記念日のお祝いでまた式場に訪れてくださったり、お子様の誕生のご報告をいただくことがあったり、年賀状のやり取りをしたり、結婚式後もお客様とご縁が続いていくことはとても嬉しく、幸せなことです。

まとめ

東京ウェディング・ホテル専門学校では、ウェディングプランナーの仕事を目指して、ウェディングの基礎学習に加えて現場実習が多いのが特徴の一つです。

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