Column by Tokyo Wedding Hotel College

2024/5/28

ウェディングプランナーの平均年収は?仕事別に紹介!収入を上げる方法も

結婚式は、人生のなかでも何度とない一大イベントといえるでしょう。お客さまの幸せな思い出と空間を作り出す結婚式に携わる仕事は、憧れの職業のひとつでもあるかもしれません。一方で、華やかなイメージのあるブライダル業界ですが、どのような職種があるのか、年収はどれくらいもらえるのか、詳しく説明できる方は少ないかもしれません。就職や転職を考えるうえで収入面は、仕事のやりがいと同じくらい大切な要素です。
ここでは、ウェディングプランナーやドレスコーディネーターなど、ブライダル業界に関わる職業ごとに、お給料事情を解説します。将来、ブライダル業界に関わりたい方、結婚式を作り上げる職業に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

目次

ウェディングプランナーなどブライダル業界の仕事内容

ウェディング業界のお給料は?ウェディングプランナーなど職種別に平均年収を紹介

ウェディングプランナー

ドレスコーディネーター

フラワーコーディネーター

バンケットスタッフ

ブライダルアテンダー(介添人)

ブライダル調理スタッフ

ブライダルパティシエ

ブライダルカメラマン

年収は業態やそれぞれの企業によって異なる

まとめ

ウェディングプランナーなどブライダル業界の仕事内容

ブライダル業界は、人生のなかでも大きなイベントである結婚式をサポートするお仕事です。結婚式を挙げる新郎新婦ご本人はもちろん、ご両家の家族や親戚、ゲストの方にとっても素敵な思い出になるように最大限努めます。
また、ブライダル業界にはウェディングプランナーやフラワーコーディネーター、ドレスコーディネーターなどさまざまな職種があり、結婚式当日は運営する会場のスタッフや結婚式に欠かせないコース料理を担当するシェフなど、たくさんの人が関わってお客さまの晴れ舞台を作り上げます。
一般的に結婚式は、土日や祝日に行われることが多いためお休みは平日であることが基本です。主役である新郎新婦のスケジュールに合わせて動く必要があるため、自由度は少ない職種ですが、その分ひとつの結婚式を作り終えた時に味わう達成感や多くの感動の瞬間に立ち会えるのが、ブライダル業界で働く魅力です。

ウェディング業界のお給料は?ウェディングプランナーなど職種別に平均年収を紹介

どのような仕事であっても、収入面の不安は解決しておくべきポイントです。華やかなイメージのあるウェディングのお仕事ですが、実際にどれくらいの年収になるのか具体的に想像できる方は少ないかもしれません。
大手転職求人サイトによると、ブライダル業界の平均年収は432万5855円となっています。2021年の調査では、日本の平均年収は433万円となっているため、全体と比べるとやや低い傾向にあります。とはいえ、ブライダル業界は女性の就業率が非常に高く、比較的若い女性も多く活躍する環境にあります。

ウェディングプランナーなど現場の仕事となると、女性が8割にのぼることも珍しくありません。女性の平均年収は約302万円、なかでも20代から30代女性の平均年収は250万〜320万円前後となっていることから、ブライダル業界の平均年収は決して低くないといえます。次は職種ごとの年収について解説します。

ウェディングプランナー

ウェディングプランナーは、新郎新婦の希望を細かくヒアリングし、予算に合わせて結婚式をプロデュースします。式に向けて丁寧に新郎新婦と打ち合わせを重ね、当日着る衣装やドレスから式場の手配、スタッフの配置や進行管理、トラブル対応などあらゆることに幅広く柔軟に対応する必要があります。

仕事内容は多岐に渡り、各部署と密に連携を取る必要があります。その分、責任も重大ですが、やりがいや達成感も大きい仕事といえるでしょう。求人サイトによると平均年収は、330万円となっています。転職の場合は、経験や持っている資格などによって変わってきます。

ほかの職種と比べ、女性が管理職に就いている場合も多く、管理職であれば年収800万円前後にもなる会社もあります。比較的、女性が昇進しやすい環境であるといえるでしょう。

ドレスコーディネーター

人生の大きなイベントである結婚式で身につける衣装は、新郎新婦にとってとても大切で頭を悩ませることでしょう。ドレスコーディネーターは、新郎新婦が衣装選びで後悔せず、最高の姿で結婚式当日が迎えられるようサポートする仕事です。

身にまとう衣装やアクセサリーなどすべてを選び、本人たちの好みやスタイル、式場の雰囲気などに合わせてコーディネートを完成させます。新郎新婦が納得のいく衣装に身を包み、ご家族やゲストの方たちに喜んでもらえたときの達成感は格別なものがあるでしょう。大切な思い出に残る重要なお仕事といえます。求人サイトによると、ドレスコーディネーターの平均年収は約328万円となります。

フラワーコーディネーター

フラワーコーディネーターは、結婚式や披露宴の会場を美しく彩る装花や、新郎新婦が手に持つブーケ、ブートニアなど式場の花に関わるすべてをプロデュースする仕事です。フラワーデザイナー、フラワーアーティストとも呼ばれます。

美的センスが非常に重要となり、主役を彩る花は結婚式では欠かせない大切な要素になります。式場の雰囲気を大きく左右するため、非常にセンスの問われるやりがいのある仕事です。     フラワーコーディネーターの平均年収は約562万円で、ブライダル業界のなかでは高い水準であるといえます。

バンケットスタッフ

結婚式を作り上げるのに欠かせないのが、バンケットスタッフです。バンケットスタッフは、主に料理を運んだりドリンクのサービスをしたりする仕事です。結婚式において食事の満足度により、ゲストの式に対する印象は変わってきます。そのため、食事を運ぶサービスは非常に重要で、ゲストに喜んでもらえるようなサービスを提供するのが仕事です。

また、会場のセッティングもバンケットスタッフの大切な役割でもあります。限られた時間で、速やかにかつ美しくセッティングを完了しなければなりません。体力仕事ではありますが女性のスタッフも多く、結婚式を支えるサービスの部分を担当する大切な仕事です。バンケットスタッフの平均年収は348万8906円となっています。

ブライダルアテンダー(介添人)

ブライダルアテンダーは、主に結婚式当日に新婦のお世話をする仕事です。結婚式当日は写真撮影、挙式リハーサル、挙式、披露宴と忙しく動いていることが多いため、タイムスケジュールを管理しながら速やかな移動をサポートします。

披露宴中はケーキカットやお色直し、両親への手紙など席を立つタイミングや着席のタイミングを誘導したり、普段着なれないドレスや和装などで移動する際手を添えたり、椅子を引いたりと新郎新婦が式のあいだ中、安心して過ごせるように配慮します。

求人サイトによると、ドレスコーディネーターの平均年収は300万から400万円前後となっています。派遣スタッフや土日のみのアルバイトスタッフを募集している企業も多く、その場合は時給で1,000円から1,500円が相場となっています。

ブライダル調理スタッフ

披露宴でゲストの方々に出すコース料理の調理を担当し、フレンチの場合が多いようです。結婚式の料理は、新郎新婦からゲストの方へのおもてなしのひとつであり、結婚式の満足度や印象を左右する大切なものです。お客さまの中には、アレルギーがある方もいらっしゃるかもしれません。新郎新婦の人生の大きなイベントである結婚式を成功されるためにも、事前に確認しメニューを調整する必要があります。

チームで協力しあい、新郎新婦、ゲストに満足いただけるよう美味しさはもちろん、見た目の美しさやスピーディーさ、そして安全であることが求められます。求人サイトによると、シェフになると388万から488万円となります。勤務先や経験・技術によって差が出やすいので、給与幅は比較的広くなります。本格的なフレンチを出す式場もあり、料理長クラスになると800万円を超えるケースもあります。

ブライダルパティシエ

ブライダルパティシエは、結婚式に欠かせないウィディングケーキや引き出物、最後のデザートを作る仕事です。結婚式の中でもウェディングケーキは華やかでお客さまを笑顔にする大切なアイテムのひとつでもあります。会場にいるすべての方の思い出になるように、心のこもった美しいウェディングケーキやスイーツを作ります。式場にもよりますが、オリジナルで依頼することができる場合、お客さまの希望に沿ってチョコレートやアメでサイクした装飾を施すこともあります。

また、式場の雰囲気やテーマなどに合わせた新郎新婦オリジナルデザインのケーキを作成する場合もあり、技術はもちろんさまざまな要望に対応する柔軟性も求められます。求人サイトによると、平均年収は320万から360万円程度で責任者、パティシエ兼フレンチシェフという場合は年収600万円以上になる求人もあります。

ブライダルカメラマン

結婚式での新郎新婦やゲストの方たちのスナップ写真、家族の集合写真や記念撮影や新郎新婦の前撮り、後撮りなどを担当します。新郎新婦は自分たちの姿を見られないため、入場シーンやケーキ入刀、キャンドルサービスなど大切なシーンを逃さないように、かつ、式の妨げにならないよう周囲に気を配りながら撮影します。

式が終わったあとは、データの整理・加工や編集をして納品します。結婚式は、やり直しのきかない一度きりのものです。式の流れをあらかじめ把握し、撮影することが重要です。

求人サイトによると、ブライダルカメラマンの平均年収は300万から600万円となっています。スキルや経験によって金額には差があります。また、どこかの企業に属している場合とフリーランスのカメラマンでも年収は違ってきます。

年収は業態やそれぞれの企業によって異なる

ブライダル業界の年収は、基本給プラス、インセンティブ制であるか、または資格や役職手当がつくかなど、企業や業態によるところが大きいです。また、ゲストハウスや結婚式場ホテルなど働く環境や業態もさまざまあり、環境によって年収は大きく変わってくるでしょう。

ほかの業種に比べて女性が管理職に就く割合も高く、男性でも女性でも若くてもしっかり活躍・昇進できるのがブライダル業界といえます。頑張り次第で昇進できる一方、管理職になることを選ばずウェディングプランナー一筋で働いている人が多いのもブライダル業界の特徴といえるでしょう。

管理職になると固定給のみであることが多いですが、ウェディングプランナーとして現場で働く場合は高いインセンティブがつく企業も多く、頑張り次第でかなり高い給与を得られます。

まとめ

現代では、さまざまな結婚の価値観があり、その分、結婚式の形も多様化しています。昔からあるいわゆる「結婚式」もあれば、入籍してから10年目、20年目の記念日に行なうメモリアル挙式や写真のみを残すフォトウェディング、授かり婚ならマタニティウェディングもあります。最近ではオンラインウェディングなど、お客さまの要望は非常に増えておりウェディングプランナーの仕事は必要不可欠になっています。

働き方の幅も非常に広がっており、インセンティブでバリバリ稼いでいきたい、安定した企業で管理職を目指したい、土日祝日のスポットのみで働きたいなど多様な働き方ができるのもブライダル業界の魅力です。

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