Column by Tokyo Wedding Hotel College

2023/12/22

ウェディングドレスや結婚式衣装の選び方

前回のコラムではウェディングの準備スケジュールをお伝えしました。
その中で、新郎新婦様が結婚式の準備の始めの方に行うウェディングドレスやタキシードなどの衣装選びについて、今回はお話ししていきます。

ウェディングの衣装選びに関しては、挙式スタイル、ウェディングの時間帯、ウェディングの時期(季節・気候)などによって選ぶ衣装が変わってきます。

ウェディングの場所と挙式スタイルについては、4つの挙式スタイルがあります。

・チャペル、教会でのキリスト教式
・チャペル、披露宴会場内、お庭等での人前式
・神社、ホテルや専門式場等の施設内の神殿での神前式
・お寺での仏前式

それぞれの多い衣装スタイルは、チャペルや教会でのキリスト教式では、新郎様はタキシード、新婦様はウェディングドレスの洋装。

チャペルや披露宴会場内やお庭等での人前式では、新郎様はタキシード、新婦様はウェディングドレスの洋装。

神社またはホテルや専門式場等施設内の神殿での神前式では、新郎様は紋服、新婦様は白無垢や色打掛などの和装。

お寺での仏前式では、新郎様は紋服、新婦様は白無垢や色打掛などの和装。
新郎様が僧侶の場合は、袈裟(けさ)と呼ばれる僧侶の方が身に着ける衣装をお召しになります。

挙式スタイルによって、選ぶ衣装が洋装か和装かも大きく変わります。

ドレスショップでは、挙式スタイルやどんな場所での挙式・披露宴を行うのか、お客様のウェディングスタイルによって、ドレススタイリストが衣装の提案をしてくれます。

キリスト教式でチャペルのバージンロードが長い場合は、ウェディングドレスのトレーン(床につく裾部分)が長いもの、逆にバージンロードが短いチャペルではウェディングドレスのトレーンは短く動きやすいものなど、挙式場所によって、合う衣装と合わない衣装もあります。

トレーンがレース素材になっているドレスやパールがついているドレスなど、生地やデザインもさまざま。
ドレススタイリストとの衣装コーディネートは、新婦様にとって楽しい時間です!


また、結婚式の披露宴の中で、お色直しをする場合は衣装が1着増えます。
日本では昔、「お相手の家に染まる」という意味を込めて、衣装を変える(お色直し)をすると言われていました。

お色直しも様々なパターンがありますが、挙式でウェディングドレス(洋装)を着用された方はお色直しで和装、逆に挙式で和装を着用された方はお色直しでウェディングドレス(洋装)、挙式もお色直しもドレス(洋装)を着用する場合は、お色直しでカラードレスをお召しになることが多いです。

ドレスに色が入ることで、白のウェディングドレスとは大きく印象が変わってくるので、イメージチェンジしたい方にはオススメです!

例えば、ウェディングドレスをサテン生地で光沢があり重厚感のあるもの、お色直しではスカート部分がチュール素材で動きやすい軽やかなものなどデザインやドレスの素材を異なるものを選ぶとより印象は変わります。

さらに、披露宴を行うのが、ホテルの天井が高い大きい会場なのか、少人数で行うレストランなのか、ウェディング会場によっても合う衣装と合わない衣装がありますので、その点も考慮しながら衣装選びをすると良いでしょう。

どうしても気になる白系のウェディングドレスが2着あって選べない場合やオシャレな新婦様は、あえてお色直しでも白系のドレスをお召しになる方もいらっしゃいます。
その場合は、ドレスの素材やデザインが異なるものでヘアスタイルやメイク、アクセサリー、ブーケ等を1着目とガラっと変えれば、しっかりイメージチェンジになります。

ウェディングドレスでも2WAYタイプのものがあるので、例えば、袖が取り外しできるウェディングドレスの場合、挙式では袖をつけた状態で清楚なイメージ、披露宴では袖を外してビスチェタイプでスッキリしたイメージにチェンジということも可能です。

「予算的にドレス2着は難しいけど、イメージチェンジのお色直しはしたい」という新婦様にはこのような2WAYのドレスのご提案も良いですね!

一方、新郎様の衣装に関しては、新婦様の衣装にあわせて選ぶことが多いので、どちらかと言えば、新郎様の衣装選びはウェディングドレスが決まった後になることが多いです。
新婦様が選んだ衣装に合うコーディネートで、新郎様のこだわりや希望を取り入れながら決めていくと新郎様の満足度も上がることでしょう。

結婚式の時間帯、結婚式の時期(季節・気候)によっても、より似合う衣装が変わってきます。
お客様が着たいと思う衣装を着てもらいたいと思いますが、衣装選びはただ単にお客様が着たい!と思うものだけではミスマッチすることもあるので、お客様の結婚式スタイルによってお客様にご説明、ご提案することが重要になってきます。

衣装選びではお客様が求めていること、悩んでいることを解決することも大切で、ウェディングプランナーからドレススタイリストへ衣装合わせの前にあらかじめ、お客様の挙式スタイルやご希望・イメージの衣装・悩んでいることなどを伝えておくと、より衣装合わせはスムーズに進められます。

実際に、ウェディングプランナーが衣装合わせに同行することもあるので、ウェディングプランナー自身も衣装についての知識を増やしておくと、お客様へアドバイスや提案がしやすいので、結婚式の衣装についてもしっかり学んでおきましょう。

東京ウェディング・ホテル専門学校では、ウェディングプランナーやドレススタイリストの仕事を目指して、ウェディングの基礎学習に加え、現場実習が多いのが特徴の一つです。

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