Column by Tokyo Wedding Hotel College

2024/5/21

ウェディングプランナーに役立つ資格17選!取得方法や役立て方を紹介

ブライダル業界で働きたい方の中には、ウェディングプランナーに憧れている方も多いのではないでしょうか。ウェディングプランナーになるために必須の免許はありませんが、取得したほうが役立つ資格は数多く存在します。ブライダル業界への就職を考えている方、ウェディングプランナーとしてステップアップしたい方は、自己研鑽の一環として受験してみてはいかがでしょうか。

この記事では、ウェディング プランナーの就活に役立つ資格や、ウェディングプランナーとして活躍するために求められる資格について、その特徴や取得方法について紹介します。未経験の方が受験できる資格もあるので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

ウェディングプランナーになるために資格は必要?

ウェディングプランナーとは、結婚式・披露宴などを総合的にプロデュース(プランニング)する職種を指します。結婚式成功の鍵を握る重要な役職ですが、冒頭でも言及したとおりウェディングプランナーになるための「免許」はなく、必ず取得しなければならない資格もありません。
ホテルや専門式場などに就職し、ブライダル関連の部署に配属されれば、ウェディングプランナーとして活躍することは可能です。キャリアプランもさまざまで、他業種からブライダル業界未経験のままホテルなどへ転職するケースもあれば、専門学校・短大・大学でブライダルについて専門的に学んでから就職する方もいます。

ウェディングプランナーとしての資格の活かし方

資格が必須ではないウェディングプランナーですが、実務的には多くの方が多種多様な資格を取得しています。ウェディングプランナーにはブライダルにまつわる専門的な知識が求められますし、あらゆる新郎新婦(カップル)のニーズに応えるためには日々レベルアップしなければなりません。そのため、自己研鑽の一環として資格を取得する方も多いです。
また、ブライダル系の専門学校では、カリキュラムの一環として各種資格取得に挑戦するケースもあります。学生のうちから資格試験を通じて実務に使える知識・技術を身につけることで、即戦力人材として就活が有利になるためです。

ウェディングプランナーになりたいと考えている方は、就活に向けて自身のレベルアップのためにも、ぜひ積極的に資格取得にチャレンジしましょう。

ウェディングプランナーのスキル向上に役立つ資格7選

直接的にウェディングプランナーとしてのスキル向上に役立つ資格としては、次の7つが挙げられます。

名称特徴
ウェディングプランナー資格(JADP)ブライダル・接客の基礎知識を学べる 協会指定のカリキュラム受講が必須
ウェディングプランナー検定1級・2級 (IWPAウェディングプランナー日本資格)内閣府認可団体による資格検定 現場実務を重視したプロフェッショナル育成資格
全米ブライダルコンサルタント協会(ABC協会)認定ブライダルプランナー検定世界最大規模のブライダル団体ABC協会が主催 再婚カップルやLGBTカップルの挙式など先端知識が学べる
IFDA認定ウェディングプロデューサー資格(WPP)ハワイやニューヨークなどのウェディングスタイルが学べる 講習修了者全員にWPP資格が与えられる
ブライダルコーディネート技能検定ブライダルコーディネートにまつわる国家検定 実務レベルの顧客対応まで学べる
アソシエイトブライダルコーディネーター(ASS)認定ブライダル業界への就職に必要な「基礎知識」を修得 論文試験もあり
アシスタント・ウェディングプランナー検定(AWP検定)ブライダルのプロを目指す方におすすめ 厚生労働省認定・求職者支援訓練検定資格

それぞれ共通する部分もありますが、独自の内容もあります。今後のキャリアプランを見据えて、まずはいずれか一つを受験してみるといいでしょう。それぞれの資格について詳しく解説します。

ウェディングプランナー資格(JADP)

ウェディングプランナー資格は「一般社団法人 日本能力開発推進協会」が認定する資格で、合格すると「ウェディングプランナー」の称号が付与されます。技能審査の対象は次の3分野です。

  • ブライダルに関する基礎知識
  • 接客に関する基礎知識
  • プランニングに関する職業能力

受験するには、協会指定の認定教育機関等が行う教育訓練カリキュラムを修了している必要があります。カリキュラムさえ修了すれば、在宅で随時受験できるため、自分のペースで資格取得を目指せることが特徴です。
合格ラインについては、得点率70%以上とされています。ウェディングプランナーとしての職務だけでなく、ブライダル業界全体の知識や接客スキルを学びたい方にもおすすめです。

ウェディングプランナー検定1級・2級(IWPAウェディングプランナー日本資格)

ウェディングプランナー検定1級・2級は、内閣府認可団体による資格検定です。これまでウェディングプランナーに特化した資格制度は多くありませんでしたが、現場実務を重視したプロフェッショナル育成のための資格として創設されました。
なお、2023年8月まで存在したIWPAウェディングプランナー日本資格(日本の結婚式場における婚礼オペレーション、日本のブライダル業界全般について学ぶ資格)についても、ウェディングプランナー検定1級に移行しています。
2級(初級)と1級(上級)の2ステップが用意されており、2級・1級の双方ともウェディングプランナーに興味のある方なら、未経験でも受験可能です。1級からの受験でも構いません。挙式・披露宴の全体的知識をはじめ、新郎新婦との打ち合わせ業務、新規接客業務、セールスプロモーション業務など、非常に実務的な内容を学べます。
ウェディングプランナー検定1級と英国資格の両方に合格後は、IWPA認定ウェディングプランナーへとステップアップし、最終的にはIWPA認定ウェディングクリエイター、IWPA認定ウェディングコンサルタントを取得することも可能です。トレンドを追うだけではなく、結婚式の歴史をふまえた正しい知識を身につけたい方は、ぜひ2級から挑戦してみてください。

全米ブライダルコンサルタント協会(ABC協会)認定ブライダルプランナー検定

ABC協会認定ブライダルプランナー検定は、世界的に最大規模のブライダル団体である全米ブライダルコンサルタント協会(ABC協会)が、ブライダルプランナーに求められる知識・能力を認定する全国一斉試験です。
昨今では結婚式の在り方も多様化し、再婚カップルやLGBTカップルによる挙式も増えています。また、オンライン挙式など先端技術を使った結婚式を選ぶ新郎新婦も少なくありません。ABC協会認定ブライダルプランナー検定は、これら変動の激しいブライダル業界においても、新郎新婦に最適な提案ができるブライダルプランナーに求められる知識・技能を身につけることを目的としています。
ABC協会認定ブライダルプランナー検定2級・1級が用意されており、検定1級に合格した方については、ABC協会認定資格であるアシスタント・ブライダルプランナー(ABP)を申請できます。ABP資格取得者として婚礼実務経験3年以上を積むと、プロフェッショナル・ブライダルコンサルタント(PBC)資格の登録申請も可能です。さらに、キャリア経験を積んだ方には上級ブライダルコンサルタント(ABC)資格、マスターブライダルコンサルタント(MBC)資格も用意されています。ウェディングプランナーとしてのキャリアアップを目指している方は、まず2級から挑戦してみてください。

IFDA認定ウェディングプロデューサー資格(WPP)

ニューヨークを拠点とするIFDA(International Floral Design Association)という団体が、「ウェディング・プロフェッショナライズ・プログラム(WPP)」という認定資格を主催しています。
日本だけではなく、ハワイやニューヨークなどの多彩なウェディングスタイルを学べることから、挙式スタイルの知識を広げたい方に人気のある資格です。試験はなく、IFDA認定校で専門講座を受講すれば、講習修了者全員にWPP資格が与えられます。

ブライダルコーディネート技能検定

ブライダルコーディネート技能検定は、公益社団法人日本ブライダル文化振興協会が実施する国家検定です。ブライダルサービス・商品を提供する総合エキスパート「ブライダルコーディネーター(ウェディングプランナー)」に必要な能力を学べる試験で、3級〜1級まで用意されています。
3級についてはブライダル事業関連業務に従事している方のみならず、従事しようとしている方にも受験資格があるため、学生であっても受験可能です。2級を受験するためには3級に合格しているか、3年以上の実務経験、もしくはアシスタントブライダルコーディネーター検定に合格している必要があります。また、1級を受験するためには、2級の技能検定に合格したあとに2年以上の実務経験、もしくは7年以上の実務経験が必要です。
3級試験で出題される範囲はブライダルコーディネート全般を問う内容で、結婚式の歴史と文化、見合い、婚約、結納、結婚式の種類や披露宴のスタイルはもちろん、二次会(1.5次会)、新婚旅行などにまつわる問題も出題されます。
3級からブライダルコーディネート作業の実技試験も設けられており、ヒアリング、プランニング、プレゼンテーション、手配業務や結婚式当日の業務まで網羅的に学べる点も特徴です。ウェディングプランナーとしての基礎知識はもちろん、実務レベルの顧客対応まで身につけたい方は、ぜひ受験してみてください。
なお、東京ウェディング・ホテル専門学校の学生もブライダルコーディネート技能検定を受験しており、その合格率は95.8%(2023年度実績)にもなります。(全国の合格平均は79.1%|公益社団法人日本ブライダル文化振興協会HP掲載情報を参考)即戦力のウェディングプランナーとして活躍したい方は、ぜひ東京ウェディング・ホテル専門学校で学んでみてください。

アソシエイトブライダルコーディネーター(ASS)認定

アソシエイトブライダルコーディネーター(ASS)認定は、平成29年度まで実施されていたアシスタント・ブライダル・コーディネーター(ABC)検定の後継となる認定試験です。結婚式の多様化が進み、カップルごとの事情に応じたアドバイスのできる人材が求められていますが、その育成には課題がある状況でした。
そこで、これまでのABC検定を終了し、新たな技能検定として実施されているのがASS認定です。ASS認定は将来ブライダル業界で働くことを目指している学生が、就職に必要な「基礎知識」を修得することを目的としています。
ASS認定の受験資格は「BIA会員校に在籍する学生」、もしくは「BIA指定校が実施する人材育成事業の受講者」とされており、合格者はBIA認定Associate Bridal Coordinator(アソシエイトブライダルコーディネーター)となります。
ブライダルビジネス全般に関わる知識をはじめ、見合いと婚約、結納・婚約式、ブライダル準備、さらには結婚式スタイルとしてキリスト教式・仏前式・神前式・人前式・シビル・マリッジなどの知識を問われることが特徴です。
また、論文試験も課されており、ASS認定本部が予め指定するテーマにそって1,000字以内で記述することが求められます。知識を集めるだけではなく、適切なアウトプットまで求められる認定試験としては、ブライダル業界を目指す学生におすすめできる試験です。ウェディングプランナーへの第一歩として、まずこちらを受験してみてください。東京ウェディング・ホテル専門学校では、ウェディングプランナー科・総合ウェディング科の両学科ともに、アソシエイトブライダルコーディネーター検定の受験が可能です。

アシスタント・ウェディングプランナー検定(AWP検定)

アシスタント・ウェディングプランナー(AWP検定)は、ブライダルのプロを目指す方向けの検定です。結婚式・披露宴の歴史をはじめ、多様化するニーズに応えられる実務知識を学べます。日本ウェディングプランナーネットワーク協会が認定する制度で、「厚生労働省認定・求職者支援訓練検定資格」に採用されていることも特徴です。
AWP検定の受験対象者は専門学校、短大、大学の1年次終了予定者などの学生はもちろん、これからブライダル業界を目指す転職希望者などとされています。実務に即した問題が出題されるため、ブライダル業界のイメージを掴みたい方にも最適な試験です。公式ホームページでは検定問題例が紹介されているので、気になる方は確認してみてください。

ウェディングプランナーの周辺知識として役立つ資格10選

ウェディングプランナーとして新郎新婦に提案するためには、結婚式に直接関わる知識だけではなく、ブライダルに関連する幅広い知識が求められます。プランニング力を高めたいと考えている方は、次のような資格も取得してみてください。

名称特徴
ウェディングサービス検定披露宴サービスにまつわる知識・技術を修得
色彩検定「色」にまつわる知識を修得 文部科学省後援の公的資格 ブライダル全般のカラーコーディネートに必要
色彩技能パーソナルカラー検定パーソナルカラーを見分ける力を修得
ブライダルフラワーコーディネーター検定(BFCA検定)ブライダルフラワーにまつわる知識・技能を修得 3級は筆記試験のみ
レストランサービス技能検定(一般社団法人 日本ホテル・レストランサービス技能協会)料飲サービスにまつわる資格としては唯一の国家資格 披露宴・結婚式での料飲サービスに役立つ
マナー・プロトコール検定(NPO法人 日本マナー・プロトコール協会)ブライダル業界で役立つマナー・プロトコール(国際儀礼)を学べる
サービス接遇検定(公益財団法人 実務技能検定協会)サービス業全般に使える知識を修得
日本ウェディングスタイリスト協会(JWSA)認定資格婚礼衣装・婚礼美容・婚礼写真・空間コーディネートについて修得
コミュニケーションスキルアップ検定コミュニケーション力の向上を目指す
ホテルビジネス実務検定ホテル業務の知識を身につけられる

それぞれの資格について、ウェディングプランナーとしての活かし方と合わせて紹介します。

ウェディングサービス検定

NPO法人日本ホテルレストラン経営研究所が主催するウェディングサービス検定は、披露宴サービスにまつわる知識・技術を修得できる検定試験です。サービススタッフの基本的マナーをはじめ、ブライダルサービスならではの知識、挙式・披露宴サービスの流れ、受付や迎賓などの披露宴業務を総合的に学べます。

色彩検定

「色彩検定」は文部科学省後援の公的資格で、その名のとおり「色」にまつわる知識を修得できます。色の基礎知識をはじめ、色の組み合わせ方など実務的な内容を学べます。3級〜1級まで用意されており、はじめて色彩を学ぶ方は3級、ブライダルの実務で強みとしたい方は2級〜1級まで取得するといいでしょう。
ウェディングプランナーとしての業務では、式場照明の色合い、テーブルセッティングなど会場にまつわる色彩はもちろん、ブーケやメイク、衣装などあらゆる場面で色の組み合わせ(カラーコーディネート)が必要となります。新郎新婦が配色で迷ってしまうこともあるため、ウェディングプランナーとして最適な提案をするためには、色彩についての知識が求められるのです。

色彩技能パーソナルカラー検定

色彩技能パーソナルカラー検定は、「色を見分ける力」を修得できる検定試験です。ファッション業界はもちろんですが、新郎新婦への衣装提案に役立てるため、ウェディングプランナーやドレスコーディネーターが取得している例も少なくありません。
そもそもパーソナルカラーとは、それぞれの方の眼・髪色・肌などの特徴にマッチする色を指します。たとえば新婦に似合うウェディングドレスやアクセサリーを提案するときには、パーソナルカラーも意識したほうがいいでしょう。モジュール1(初級)・モジュール2(中級)・モジュール3(上級)の単位制の資格ですが、ブライダル業務に活かせるレベルとして、モジュール2(中級)までは取得しておくことをおすすめします。

ブライダルフラワーコーディネーター検定(BFCA検定)

ブライダルフラワーコーディネーター検定(BFCA検定)は、ブライダルフラワーにまつわる知識・技能を修得する検定です。ウェディングプランナーが直接的にコーディネートするわけではありませんが、式場全体のコンセプトを統一するために、フラワーコーディネートについての知識も身につけておくといいでしょう。BFCA検定には3級〜1級まで用意されていますが、ウェディングプランナーとしてのキャリアを選ぶ方であれば、筆記試験のみの3級を受験してみてください。

レストランサービス技能検定(一般社団法人 日本ホテル・レストランサービス技能協会)

一般社団法人日本ホテル・レストランサービス技能協会(通称HRS)が主催する「レストランサービス技能検定」は、料飲サービスにまつわる資格としては唯一の国家資格です。料飲サービスのプロとして必要な知識・技能を修得でき、3級〜1級までが用意されています。
ホテルやレストランなど料飲サービスを業務とする方を対象とした試験ですが、ブライダル業界でも結婚式・披露宴などで料飲サービスを提供するため、多くの学生が取得を目指しています。接遇マナーや高品質なサービスも学べるため、まずは3級から受験してみてください。

マナー・プロトコール検定(NPO法人 日本マナー・プロトコール協会)

NPO法人 日本マナー・プロトコール協会が実施する「マナー・プロトコール検定」は、社会人として必要なマナー・プロトコール(国際儀礼)を学べる検定です。ウェディングプランナーをはじめブライダル業界では、とくにマナーが重視されます。提供サービスの質を向上させるためにも、マナー・プロトコール検定を受験することで体系的な知識を身につけておきましょう。
3級、2級、準1級、1級の4段階が設けられており、3級は社会常識的な内容、2級は社会人としての必須マナー、準1級以上は他人を指導する側の受験が想定されています。ブライダル業界では上級資格を取得している方も少なくありませんが、まずは2級までの取得を目指してみてください。

サービス接遇検定(公益財団法人 実務技能検定協会)

公益財団法人実務技能検定協会が実施する「公益財団法人 実務技能検定協会」は、サービス業務に従事するための心構え、対人心理、振舞い、口のきき方などを総合的に身につけられる検定です。ブライダル関連の専門学校で受験することも多く、接客業全般に活かせる資格として注目されています。
ブライダル業界を含むサービス業で使われる専門用語も学べるため、学生や未経験からウェディングプランナーを目指す場合は、ぜひ受験してみてください。クレーム問題の対処に役立つ顧客心理も学べます。

日本ウェディングスタイリスト協会(JWSA)認定資格

日本ウェディングスタイリスト協会(JWSA)は、「結婚」「出産」「育児」について考え、そこから日本の伝統的な衣装、美容、空間コーディネートなどの技術を伝承することを目的とする団体です。婚礼衣装やフォトウェディングなどに携わる方を「ウェディングスタイリスト」としており、スキルチェック型の認定資格を用意しています。
婚礼衣装の知識・実技の習得はもちろん、婚礼美容・婚礼写真・空間コーディネートについても学べる点が特徴です。

コミュニケーションスキルアップ検定

コミュニケーションスキルアップ検定は、社会人として必要なコミュニケーション能力を身につけることを目的としています。ウェディングプランナーは新郎新婦へのプランニング力が求められると考えている方もいるかもしれませんが、実は新郎新婦とスムーズにコミュニケーションする能力がもっとも重要です。ウェディングプランナーとして活躍するためには、一方的に提案するのではなく、新郎新婦のニーズを引き出すコミュニケーション能力が求められます。

ホテルビジネス実務検定試験

一般財団法人日本ホテル教育センターが主催するホテルビジネス実務検定試験(略称:H検)は、ホテル業務の実務知識を体系的に測定するための試験です。結婚式はホテルで挙げられることも多く、ウェディングプランナーとしてホテルへ就職するケースも少なくありません。そのためブライダルに関わることだけではなく、ホテルビジネスにまつわる実務レベルの知識も求められるのです。学生・ブライダル未経験の方の場合、まずは新入社員レベルの「ベーシックレベル2級」を取得しておくといいでしょう。

ブライダル関連の資格を取得する方法

ここまで紹介した資格情報をもとに、いずれかの資格取得を目指そうと考えている方もいるかもしれません。ウェディングプランナーに役立つ資格を取得する方法としては、次の3通りが考えられます。

  • 独学
  • 通信教育(通信講座)
  • 専門学校

それぞれメリット・デメリット、向き不向きがあるため、自分にマッチした方法を選ぶことが重要です。

独学

コストをかけずに資格を取得したい方は、独学を選ぶかもしれません。たしかに独学であればテキスト費用と受験料しかかからないため、スムーズに合格すればお得な方法だといえるでしょう。しかしブライダル業界未経験の方が、独学で資格試験に合格することは現実的ではありません。すでにウェディングプランナーとして活躍している方を除けば、独学は厳しい道といえます。

通信教育(通信講座)

資格によっては、通信教育(通信講座)のプランが用意されていることもあります。カリキュラムが組まれているため、独学よりは合格しやすいかもしれませんが、やはり未経験からブライダル業界について学ぶケースを考えると、合格が難しい場合もあるでしょう。

専門学校

ウェディング業界を目指す学生・未経験者であれば、やはりブライダル関連の専門学校で学びながら資格取得を目指す方法がおすすめです。たとえば、東京ウェディング・ホテル専門学校の「総合ウェディング科」は3年制のカリキュラムを組んでおり、取得できる資格数は都内最多の最大18個です(ウェディング単科校で比較)。
先述したとおり、国家技能検定である「ブライダルコーディネート技能検定3級」の合格率は2023年度実績で95.8%と高水準で、即戦力のウェディングプランナーとなるために必要な知識・技能を身につけられます。資格取得と合わせて実務レベルのスキルも習得したい方は、ぜひ専門学校で学んでみてください。そのほか、東京ウェディング・ホテル専門学校で取得できる資格例は次のとおりです。

ウェディングプランナー科ブライダルコーディネート技能検定3・2級 ウェディングサービス検定 コミュニケーション検定3級 TOEIC Listening & Reading Test アソシエイトブライダルコーディネーター検定 色彩活用パーソナルカラー検定3級
総合ウェディング科ブライダルコーディネート技能検定3・2級 レストランサービス技能検定 ウェディングサービス検定 ホテルビジネス実務検定ベーシックレベル2級 TOEIC Listening & Reading Test アソシエイトブライダルコーディネーター検定 コミュニケーションスキルアップ検定 接遇介助士ホスピタント ウェディングスタイリスト・ビューティー ウェディングスタイリスト・ファッション 着付(初伝)/(中伝) 色彩活用パーソナルカラー検定3級 インストラクターライセンス フラワーアレンジメント2・1級 ウェディングスタイリスト・スペース ウェディングスタイリスト・フォト

まとめ

この記事で紹介したとおり、ウェディングプランナーの業務に役立つ資格は多種多様な種類が挙げられます。数が多すぎで迷ってしまうかもしれませんが、まずは国家技能検定にもなっている「ブライダルコーディネート技能検定」の取得を目指してみてはいかがでしょうか。
東京ウェディング・ホテル専門学校のブライダルコーディネート技能検定3級合格率は全国平均よりも高く、さらに3年制のウェディング専門学校であるため、2級の取得も目指せる専門学校であることも特徴です。ブライダル業界に興味のある方は、ぜひオープンキャンパスへお越しください。

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